2018/04/17 12:40

60’仏映画 シェルブールの雨傘のような傘を探して、10

どこにもないので、作り始めたのが “POEumbrella”

華奢なヒール靴に、骨の太い傘を持っても可愛くない…

そんな想いから、小柄で、繊細な、ピンヒールに合う傘を求めて生まれました。


今回は、そんなPOE(ポー)の傘へのこだわりをご紹介致します。


1.    傘と生地


POEの傘は靴と同様に、日本の職人の手によって丁寧に作られています。

生地は外国から買付たものもあり、デットストックのものなど、ごく少量しか生産出来ないものもあります 。

素敵なプリント生地に出会うため、通常の日傘や雨傘よりもやや地厚なものを多く使用しています。

日傘に関しては、大好きな麻生地を使用することもあります。


2.    ハンドル


全てのハンドルは型からオリジナルです。

椅子の足をモチーフにしたハンドルに加え、球体のハンドル、キャンディーハンドルなど。どのハンドルも、1本1本職人が手で削り出しています。

全ての傘に、置き忘れ傘防止のチェーン付き。チェーンはバッグの持ち手に通して留めることができます。忘れん坊のデザイナーならではのアイデアです。
 

3.    ボタン


パリの蚤の市で探してきたアンティークボタンから、発色のよいプラスティックボタン、水牛の角から削ったボタン。

 傘の生地に合わせて選んでいます。


4.    ろくろ巻


古い時代の傘が持っていた美しい手作業をPOEの傘は大切にしています。

ろくろ巻きは共布をスライダーにチクチク手縫いしたもの。傘を差した時の品が違います。


5.    胴ネーム


傘を巻きつけと留めるループのことです。

生地に合わせてデザインしています。華奢なループが好きなので、5mmほどの細いものが多いです。


6.    シャフト


シャフトとは、傘の親骨のこと。

極細のシャフトや、太シャフト、オリジナルで発注したり、デッストックを探したり。

シャフトはまさにPOEの傘の個性が一番出ています。

   

7.    石突


石突が短いのは、パリの古い傘を愛するPOEならでは。

ハンドルに合わせて、オリジナルの木製の石突も作りました。



POEの傘は、春夏の日差しと梅雨の季節、秋の雨のシーズンに合わせて年2回デザインしています。

全ての晴雨兼用傘には「UVカット加工」と「防水、撥水加工」がしてありますので、日中の暑い日差しにも急な雨にも大活躍!

こだわりがぎゅっと詰まったPOEの傘、是非一度お試しくださいね。